本学会の一般社団法人化をめざしてきて  pdf.gif - 774 bytes

一般社団法人日本ハイパーサーミア学会
  理事長 大西 武雄
奈良県立医科大学医学部放射線腫瘍医学講座
(任期:2012年9月30日~2015年次期理事長が選出されるまで)

 
 

本年で日本ハイパーサーミア学会が30回を迎え、記念大会を横浜市で、大会長を藤内 祝先生によって(横浜市立大学)8月30-31日に開催されました。日本学術会議が学協会の法人化を推進されている状況下で、本学会は一般社団法人化を選択いたしました。本年11月末日までに申請する予定となりました。ここ数年来この法人化に向けての学会の規則の変更をしてきていたので、比較的スムーズに移行できると判断しております。しかし、代議員・理事の選考法に関する細やかな改正は、法人化された後に決定するとしております。来年の代議員会に最終決定される予定です。これまでの本学会の組織と今回の法人化の最も大きな違いは現在の評議員会は代議員会となり、最高議決機関となります。代議員会の議決に従って学会を運営・活動するのが理事会の理事であり、その最高責任者が代表理事(理事長)になります。学会監事は単に学会の会計監査のみでなく、理事の監視役も果たしてもらうことになります。これまでの大会時に開催されていた総会は学会活動の報告会となります。

 本学会としては、新しく保険点数の改定をめざしており、現在厚労省のヒヤリングを受ける段階に入ってきております。このハイパーサーミア治療が国民の皆様により広く利用されることを目指しております。ハイパーサーミア治療の単独治療はもとより、放射線や制がん剤との併用治療、ハイパーサーミア治療による免疫機能増進など、多くのがん治療の局面から期待されております。これまでに数多くのエビデンスが国際的な雑誌に日本のみならず欧米からも報告されてきております。その治療効果機構が基礎的な研究から理解されるようになってきました。それに加え、最近では特に侵襲性の低いこの治療法は比較的進行度が進んだがん患者にも広く施されており、そこでもその治療効果が期待されております。

 昨年は京都市で国際ハイパーサーミア腫瘍学会と年次大会の同時大会が開催されました。国内外の数多くの研究者が一堂に会し、実り多き討論が繰り広げられました。来年は福井市でアジアハイパーサーミア腫瘍学会と年次大会の同時大会が開催されることになっております。広くアジア各国でもこのハイパーサーミア治療が展開されることを願っております。

学会員各位自らがこのハイパーサーミアに関する研究に科学としての質の高さを求めることと、いかにがん治療に貢献していくこととが求められています。それらのことが、より多くの国民のみなさまにより身近なものとして、ハイパーサーミア治療法が広く普及するとともに、科学的論証を蓄積することによって、世界に広くハイパーサーミアがん治療法が広まっていくことを期待しています。今こそ、学会員各位のたゆまぬ努力・精進、さらにはご協力を求めてやまない。
平成25年9月25日

ご注意

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